器械について
少林武術とはの最後でも述べた器械(武器)は、実際中国には細かいものも入れれば百種類以上有ります。しかしそれを全て習得する事は本場中国の方でも不可能でしょう。私共ではそのうち代表的な十数種類を極めていく為に日々練習に励んでおります。しかしその武器を使った動きも拳術の延長線上にあるので、まずは何も持たず基本功やジャンプ技をしっかりと練習してもらいます。そして少林武術の動作の基礎を習得していただいた方は、自分で武器を選びその道を極めていく事も可能です。
数ある武器の中でもまずは基本的な棍・刀・剣・槍等から練習しましょう。武器にもレベルがあり基本を抑えておかないと扱えない高度な武器もあるからです。何年も練習をして基本の武器が扱えるようになれば、武器も次の段階へステップアップします。しかし勿論それは希望者に対してです。人により得意不得意もありますし(実際少林寺の武僧でもあります)、自分は棍や刀の道を極めるという方はそれも可能です。その方は同じ武器を使いながら、更に高度な動作を覚えていきましょう。
一例として金属の鎖でできた九節鞭、刃の大きな薙刀のような朴刀、両手に刀を持つ双刀、2m以上の長さのある皮製の牧羊鞭、他にも三節棍・双槍・双鞭・・・・。
選択肢はいろいろと用意していますので、自分のレベルや好みに合わせて一番の相棒を探してみて下さい。